このブログは、廃墟探索を推奨するものではありません。
廃墟の探索は違法行為です。敷地内に潜入した場合は「建造物侵入」もしくは「住居不法侵入」になる事も有ります。
このブログを見て廃墟を訪れ何らかのトラブルに巻き込まれても当方は一切の責任は負いません。
また廃墟の場所・名称を公開することはできませんのでご了承ください。
このブログはリンクフリーですが掲載されている全ての画像及び文章の無断転載を禁じます。
団員紹介はこちら。
ご意見等はコメントもしくはメールでお願いします。
アドレスは zenon_6669[at]hotmail.com ([at]→@)
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大久野島
2009.12.13
2009.12.13
ご無沙汰してました、団員Aでございます。
前回に引き続き、軍事遺構です。
今回は、広島県「大久野島」に残る遺構です。
この島には、いくつかの顔があります。
ひとつは、ファミリーからお年寄りまで休暇を楽しむ「レジャーの島」
そして



たくさんの野生のウサギが生息する「ウサギの島」
しかし、一番有名なのは、かつての日本陸軍が毒ガスを研究・製造していた「毒ガス島」の名でしょう。
まずは、その毒ガス製造に使う大電力を発電していた、発電所跡。
夏になって周りの植物も緑に色付くのも見物です。

まず入って圧倒されるのは、その空間の広大さ。

天井が高い。

ここの見所は、まずなんといっても、窓。

鉄の格子が、空間を切り取り、様々に見せてくれます。


レトロさ満点です。


壁一面にずらっと並ぶ窓も綺麗で素敵です。


もう一つの魅力は、天井の構造。

整然と張り巡らされた骨格、美を感じます。

この場所は、毒ガス製造の痕跡など微塵も感じられませんでした。

ここで造られていた毒ガスは、「イペリット」「ルイサイト」というもので、皮膚をただれさせたり呼吸器を冒すものでした。
それらは、硫黄や塩素など、金属をダメにする原料を使っていたこともあり、製造工程には陶器が使われたといいます。

製造過程の陶器や詳しい歴史、毒ガスによる症状などは、島内の「毒ガス資料館」で見ることができます。
また、島内には、製造した毒ガスを保管していた「毒ガス貯蔵庫」跡もあります。

壁が真っ黒なのは、米軍が毒ガスを処分する際、火炎放射で処分したからだそうです。

大きなタンクが置かれていたであろう台座

廃墟と、ウサギ

かつて「地図から消された」この島で、ウサギたちは今日も元気に走り回ることでしょう。

photo & text : 団員A
前回に引き続き、軍事遺構です。
今回は、広島県「大久野島」に残る遺構です。
この島には、いくつかの顔があります。
ひとつは、ファミリーからお年寄りまで休暇を楽しむ「レジャーの島」
そして



たくさんの野生のウサギが生息する「ウサギの島」
しかし、一番有名なのは、かつての日本陸軍が毒ガスを研究・製造していた「毒ガス島」の名でしょう。
まずは、その毒ガス製造に使う大電力を発電していた、発電所跡。
夏になって周りの植物も緑に色付くのも見物です。

まず入って圧倒されるのは、その空間の広大さ。

天井が高い。

ここの見所は、まずなんといっても、窓。

鉄の格子が、空間を切り取り、様々に見せてくれます。


レトロさ満点です。


壁一面にずらっと並ぶ窓も綺麗で素敵です。


もう一つの魅力は、天井の構造。

整然と張り巡らされた骨格、美を感じます。

この場所は、毒ガス製造の痕跡など微塵も感じられませんでした。

ここで造られていた毒ガスは、「イペリット」「ルイサイト」というもので、皮膚をただれさせたり呼吸器を冒すものでした。
それらは、硫黄や塩素など、金属をダメにする原料を使っていたこともあり、製造工程には陶器が使われたといいます。

製造過程の陶器や詳しい歴史、毒ガスによる症状などは、島内の「毒ガス資料館」で見ることができます。
また、島内には、製造した毒ガスを保管していた「毒ガス貯蔵庫」跡もあります。

壁が真っ黒なのは、米軍が毒ガスを処分する際、火炎放射で処分したからだそうです。

大きなタンクが置かれていたであろう台座

廃墟と、ウサギ

かつて「地図から消された」この島で、ウサギたちは今日も元気に走り回ることでしょう。

photo & text : 団員A
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