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三宅島廃校
2009.11.24
東京都の沖合い175kmに浮かぶ島、三宅島
ここには、およそ20年周期で大噴火を繰り返している火山がある

その名を、「雄山」

最近では、2000年の大噴火が記憶に新しいが、05年まで実に5年もの間、住民は避難生活を余儀なくされた

当然、住居は傷み、島を離れる者、1からやり直す者、多くの人生を狂わせた


現在も火山性ガスは噴出を続け、高濃度地区には人は住めない
また、島にいる者は全員、ガスマスク携帯の義務を負う

島への飛行機は、風向きと火山性ガスの兼ね合いで、月に5度ほどしか運行できない
よって本土との連絡は、専ら船となる


そんな島の、ある地区を訪れた



83年の噴火で、この地区は溶岩に覆われた



今回レポートするこの学校は、まさにその生き証人である





溶岩の流れは、3階建ての校舎に容赦なく押し寄せ、校舎は溶岩に埋もれてしまった




壁をぶち破り、教室に流れ込み、机や椅子を燃やす



幸いにして、校舎に人はいなかったそうだが




階段に流れ込む様は、数十年を経た今でもなお、絶望とともに容易く想像できる






溶岩の勢いは、上階の天井をも突き破る




その場にいたら、逃げ場など無かったろう




圧倒的熱量をもって、周囲を焦がす




歪んだ窓枠や、溶け固まったガラスが、その凄まじさを如実に物語る





溶岩の表情は、憤怒か



その迫力に、畏怖を感じざるを得ない




やはり自然は、畏れ敬うべきものだ





こんな場所でも生きる植物を見ると、余計にそう思える




火山性ガスの影響もあり、金属も朽ちるのが早い




しかしこの場所は、次代の子供たちに残すべきであろう



そして、自然というものの偉大さを知るのである




この場所は現在、遊歩道などの整備が進められている




ぜひ一度、訪れてみて欲しい




なお、学校内を動画でも撮影しております
こちらでどうぞ




photo&text : 団員A

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